- 五月蠅い
- うるさい【煩い・五月蠅い】(1)音が大きいのがじゃまになる。 音が大きいのでやりきれない。 やかましい。
「工場の騒音が~・い」
(2)しつこくて, やりきれない。「~・い蠅(ハエ)だ」「~・くつきまとう」
(3)小さいことまで, いちいち文句を言うのでいやだ。 口やかましい。「何かと~・いおやじだ」
(4)物事に対して見識をもっていて, 細かいところまで気にするさま。「彼は料理には~・い」
(5)面倒くさくて, いやだ。 わずらわしい。「~・い問題が起こったものだ」
(6)いやになるほどに優れている。 完全で親しみが持てない。「いふかひあるかたのいと~・かりしものを/源氏(鈴虫)」
(7)技芸が優れている。 うるせし。「たなばたの手にも劣るまじくて, その方も具して, ~・くなむ侍りし/源氏(帚木)」
(8)わざとらしくて, いやみだ。 きざっぽい。「見苦しとて人に書かするは~・し/徒然 35」
〔「五月蠅い」は, 五月の蠅はうるさいことから戯れた当て字〕﹛派生﹜~が・る(動ラ五[四])~げ(形動)~さ(名)
Japanese explanatory dictionaries. 2013.